各成果物の記載項目業務システム向け

記載項目一覧

業務システム向け(要件整理ドキュメント)

項目 記載内容
1. プロジェクトの背景と目的(Business Context)クライアントの事業概要(業種・年商・従業員数・事業形態・主要顧客等)、現行システムの構成、システム利用ロールの定義(ロールID・人数・担当業務・アクセス権限等)、承認フロー一覧に加え、現状の課題(As-Is)と期待する効果(To-Be)、KPI、ターゲットユーザー、納期等を記載します。
2. 業務フロー図(Business Flow)現行の業務フロー(As-Is)とシステム導入後の業務フロー(To-Be)を対比表で整理します。ボトルネックとなっている箇所と改善ポイントを明示し、各ステップごとの担当者(アクター)と担当業務を記載します。
3. システム機能概要(System Overview)主要な機能群(モジュール)の一覧(機能ID・機能グループ名・概要等)、外部システムとの連携(連携先・目的・連携方式・優先度等)、データ移行要件(移行対象データ・件数の目安・移行方針等)を記載します。
4. 運用・保守要件(Operations & Maintenance)業務の運用体制、システムの保守体制、月額ランニングコストの上限、システムの稼働時間(業種や勤務形態に応じた稼働時間・交代制などを明記)を記載します。
5. 制約事項・やらないこと(Constraints & Scope Out)今回のスコープ外とする項目とその理由、前提条件・制約(動作環境、インターネット接続、端末・ハードウェア、検収の考え方、知的財産権の取り扱い等)を記載します。補助金を活用する場合は、採択条件(該当する場合)もあわせて記載します。
6. 画面一覧(ワイヤーフレームID定義)画面ID・画面名・主な利用者(アクター)・対応する機能ID等の一覧を記載します。画面IDのプレフィックス例:WF-UI(一般ユーザー・事務・営業向け)、WF-AD(管理者・設定向け)等。各画面のワイヤーフレームは別途作成し、本一覧はその索引として利用します。

非機能要求一覧

業務システム向け(非機能要求一覧)

項目 記載内容
1. 可用性・稼働要件(Availability)目標稼働時間(業務時間帯で定義するケースが多い)、許容される計画停止、目標稼働率(SLA)、障害復旧目標(RTO)、データ損失許容範囲(RPO)、バックアップの頻度・保存期間等を記載します。ビジネス上の理由を備考に記載します。
2. 性能・拡張性要件(Performance & Scalability)目標レスポンスタイム、同時接続数(社員数・ロールから算出)、オートスケールの要否、データ容量の増加予測、帳票処理時間(PDF生成・CSV出力)などを記載します。業務上の根拠を明記します。
3. セキュリティ要件(Security)通信の暗号化、パスワードポリシー、アカウントロック、セッション管理、ロールごとのアクセス権限制御、操作ログ、マルチテナント時のデータ論理分離等を記載します。対策を求める理由を備考に記載します。
4. 運用・保守要件(Operations & Maintainability)システムの死活監視、障害時のサポート体制、バックアップの管理、保守ドキュメントの納品物、バグ修正SLA(初回回答・暫定対処・恒久対処等)、将来の機能追加への対応、月額ランニングコストの上限等を記載します。
5. 動作環境・インフラ制約(Environment Constraints)対象ブラウザ・OS(PC・タブレット等)、レスポンシブ対応の要否、インフラ基盤の指定、月額コストの上限、現場端末の耐環境性(防塵・防水等)、ネットワークの前提条件等を記載します。
6. 拡張性・保守性(Scalability & Maintainability)ユーザー数増加への対応、データ保存期間(法令に基づく帳票保存年数等)、バグ修正対応、機能追加・変更への設計上の考慮、保守ドキュメントの提供等を記載します。
7. 補助金・コンプライアンス対応(Compliance)補助金の採択条件(稼働期限・証跡等)、補助金対象経費の区分、帳票保存要件(商法・業種別法令等)、個人情報保護等を記載します。利用する補助金制度に応じて要求内容を記載します。

機能一覧の記載内容

機能一覧は要件整理ドキュメントの一部として、別途スプレッドシートで下記のような内容を整理して取りまとめます。

記載項目(列構成)の想定:機能ID、大分類・中分類、機能名、ユーザーストーリー、機能詳細(正常系)、主要な例外処理等。

記載項目一覧

画面ワイヤーフレーム(1画面1ファイル)

項目 記載内容
1. 画面メタデータ画面を一意に識別するための基本属性を記載します。画面ID(WF-ロール種別-連番形式推奨)、画面名、対象デバイス(解像度・ブレークポイント等)、URLパス想定、アクセス権限等を記載します。
2. 画面概要この画面が「なぜ存在するか」を端的に記載します。目的(この画面で何を達成するか)、主要アクション(ユーザーができる操作の要点)、前提条件(表示に必要なシステム・ビジネス上の条件等)を記載します。
3. 画面レイアウト(ワイヤーフレーム図)ワイヤーフレーム図(draw.io等で作成した画像)を埋め込み、同一フォルダに配置します。図がない場合でも、レイアウト補足説明でエリア構成(ヘッダー・サイドナビ・メインコンテンツ等)、主要UI要素の配置・比率・優先順位、設計意図を文章で記載します。
4. 画面構成要素(UI Components & Data)要件定義前の現時点で想定される、画面内のUIコンポーネントの主要なものを列挙します。要素ID(C-01, C-02…)、UI種別(Text / Input / Select / Button / Table 等)、要素名・ラベル、データソース・表示条件・入力仕様(静的/動的、参照マスタ、バリデーション等)を記載します。
5. 画面遷移この画面に関して、要件定義前の現時点で想定される主要な「入ってくる遷移」と「出ていく遷移」を整理します。遷移種別(前の画面・次の画面・エラー時・自動遷移等)、遷移先画面(画面ID+画面名)、遷移条件・トリガー(ボタン名・クリック対象・システム条件等)を記載します。
6. エラー処理・例外ケースユーザー操作・通信・システム状態に起因し得る、要件定義前の現時点で想定される主なエラーを整理します。エラー種別、発生条件(どの操作・どの状態で発生するか)、表示内容・挙動(メッセージ文言、表示形式、回復方法等)を記載します。通信エラー・セッション切れ・権限エラー等も考慮します。
7. ビジネスルール・制約事項この画面固有のビジネスルールや業務上の制約を箇条書きで記載します。ルールの背景も簡潔に添えます。業務システム向けでは承認フロー・権限分掌・マスタ依存、コンシューマー向けでは個人情報取り扱い・利用規約同意・外部連携条件なども記載します。
8. デザイン・機能補足ビジネスルールや機能要件に分類されないUI/UX・実装上の補足を記載します。自動計算のタイミング、ソート条件、ページ件数、レスポンシブ仕様、アクセシビリティ要件、参照する非機能要求IDなども記載します。確定事項とベンダー裁量を区別して記載することを推奨します。

記載項目一覧

項目 RFP素案 見積もり前提整理資料 記載内容
1. プロジェクト概要プロジェクト名、発注者、調達代理、想定開始時期、目標リリース時期、予算感(補助金前提の場合はその旨)、提案形式など、プロジェクト全体像を記載します。
2. 現状の課題(As-Is)「なぜ今このシステムが必要か」を具体的な課題として列挙します。数値・事実を交え、各課題が業務に与える影響まで記載します。
3. 期待する効果(To-Be)と成功指標(KPI)課題解消後に実現したい姿と、その達成度を測るKGI/KPIを記載します。現状値・目標値・達成手段を表形式で整理します。
4. 提案依頼範囲要件定義の精緻化、設計、開発・テスト、インフラ構築、保守・運用サポート、データ移行など、ベンダーに依頼したい範囲と、今回のスコープ外(Out of Scope)をあわせて明示します。
5. システム機能要件機能グループ(モジュール)単位の概要や、MUST/SHOULDの優先度を記載します。機能ID・概要・担当フェーズを示し、詳細は別紙機能一覧を参照する旨を明記します。
6. 非機能要件の重要事項目標稼働率(SLA)、停止許容時間、障害復旧(RTO)、レスポンスタイム、セキュリティや運用・監視など、提案に大きく影響する非機能要件の要点を記載します。詳細は別紙非機能要求一覧を参照する旨を明記します。
7. 画面イメージ(ワイヤーフレーム)別紙ワイヤーフレームで設計済みの画面一覧(画面ID・画面名・主な機能・ロール等)を表で示します。画面数とロールを明記し、UIの前提を共有します。
8. フェーズ計画Phase 1〜3など段階的な実装方針を記載します。各フェーズの期間・主要タスク・リリース時期を表で示し、補助金採択要件との整合も明記します。
9. 補助金活用方針想定する補助金名・補助率・最大補助額・申請締切等を記載します。見積書で補助金対象経費と非対象経費を区分して提示するよう依頼します(該当する場合のみ記載)。
10. 提案要求事項提案書に必ず含めてほしい内容(アーキテクチャ案、開発スケジュール、体制図、機能カバレッジ、補助金対応見積、保守・サポート体制、実績など)を列挙します。
11. ベンダー選定スケジュールRFP配布・説明会、質疑応答期限、提案書提出期限、プレゼンテーション、委託先決定、契約・キックオフなど、選定プロセスの日程を表で示します。
12. 別紙一覧要件整理ドキュメント、機能一覧、ワイヤーフレーム、非機能要求一覧など、RFPに添付する別紙資料の名称・形式・ページ数等を一覧で記載します。

システム開発「設計図」サンプル 資料ご請求

仮想の案件をベースとした成果物のサンプルPDFです。以下のフォームより資料をご請求いただくと、ご登録のメールアドレス宛に閲覧用URLを自動送信いたします。

Contact

無料相談・お問い合わせ

まずはお気軽にご相談ください。最短当日にご返信いたします